院長の是好日

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理想的な医学

私は、西洋医学を否定した考えは持っていません。

必要な事は、投薬にせよ外科手術にせよその患者さんに本当に必要な事が行われているかを常に考えアドバイスさせて頂きます。

例えば、半年から一年もの間同じ薬を飲み続けているにも関わらず血液検査の結果に変化が無いもしくは症状が全く変わらない、などといったケースで考えられる事は、その投薬に何か間違いがあると考えなければなりません。

ここでお伝えしたいのは決して薬に効果が無いと言うことではなく、そのお薬が患者さんの身体に合ってないか必要ないから身体に変化が出ていないという事

薬を研究し開発される方はその病気が少しでも楽になるよう日々研究され努力した結果出来上がったもの、だからその鍵と鍵穴が合えば効果は必ず出ると思います

しかし、問題は変化が無いその時に患者さんは医師まかせにして黙ってそれを続けていると患者さんの身体に負担がかかってきます。そこで気付かなければいけません、

何か違うんじゃ無いか?薬を変えて貰おうか?違う治療法も選択肢に入れてみよう?等と

そこで私がお伝えしたい「理想的な医学」とは

まず患者さんは西洋医学的なメディカルチェック(血液検査、レントゲン、超音波等)

を受けその結果、様々な治療法を選択する。

選択肢は

⚪︎投薬治療

⚪︎外科手術

⚪︎漢方医学

⚪︎オステオパシー医学

⚪︎アーユルベーダ医学

⚪︎東洋医学(鍼、お灸、マッサージ)

等まだまだ沢山ありますが

定期的に血液検査を行い、これらの選択肢の中から私はオステオパシーを行いながら患者さんの治療をさせて頂いてます

 

ケース1

リウマチの患者様で6年間リウマチの薬を2種類飲んでいましたがお薬があっていなかったせいか肝機能に障害が出てきて症状が改善されない為知人の紹介でオステオパシーを受ける事になり3回目の治療の後血液検査の結果が良くなり肝機能も正常値に戻りリウマチの薬を1種類減らし又2ヶ月後に血液検査をした結果問題無かったのでリウマチの薬を完全にやめて今は痛み止めのお薬と血圧のお薬を飲みながら経過を見ているというケースです。

治療間隔は月に1回のペースで治療を行っています。

ケース2

卵巣嚢腫で7センチと大きくなった為手術を勧められ本人も手術を決断していました。しかし、知人の紹介で手術までに何度かオステオパシーを受けてみたいという希望で1週間に2度オステオパシー治療を行い、再度大きさを調べた結果4センチと小さくなっていた為手術は見送り経過観察となりました。

この患者さんも今も月に1回のペースで治療を行っています。

今あげたケースは私の理想的な医学体系です。

病院でメディカルチェックを行いながらオステオパシー治療を行う事。

ケース1のリウマチの患者さんも痛みはあるものの血液検査の結果が良くなりリウマチの薬が要らなくなった事で気分的にも前向きになれたと思います。

しかしこれが病院には全く行かずオステオパシーだけを行っていたら血液検査の結果がわからなく痛みもあるため何も変わっていないと不安になり様々な治療法を探し回り疲れ果ててしまう可能性もありますよね。

ここで大事な事はオステオパシーだけを行えば良いとか、薬だけを飲んでいれば良いではなく

今の自分の病気もしくは症状に対して今行なっている治療法は正しいのか?良い方向へ向かっているのかを患者さん自身が考えないといけません。

実際に私は問診時に今行なっている治療を聞き、

投薬治療を受けているなら特にお薬を辞めさす必要もなく

オステオパシー治療を受けて行く過程でお薬が必要なくなれば減らせば良いというお話をさせて頂きます。(お薬を減らしたいという患者さんが多い為)

減薬に関しては薬剤師、医師の指示の元で行わないと危険な事もあるという事もお話させて頂きます。

この様な感じで私は西洋医学とオステオパシー医学の融合した体系が実現するといいなぁと思っています

それが患者さんの為になると考えるから。

 

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