The hospital director
内田 好治 (うちだ こうじ)
1977年7月10日生まれ
大阪府高槻市出身
初めまして
私は宮城県仙台市で「トラディショナル・オステオパシー内田治療院」を開いています内田好治と申します。
私は2014年より、ジム・ジェラス博士の正統なバイオダイナミクス・オステオパシーを継承する世界基準の教育を受けその静寂の探求を続けてきました。
それは、正統なる系譜を継ぐ、静かな対話です。
私はあなたを「患者」としてではなく、今この瞬間も懸命に生きている「一つの生命」として、深い敬意を持って迎え入れます。
症状ではなく〝あなた″ をみています。
私が施術で最も大切にしている事は痛みや不調の背景にある、その人がこれまで歩んできた**「身体の歴史」**に目を向け、その中にも失われずに存在している「健康(Health)」を見つけることです。
どこへ行っても変わらなかった不調を抱えている方に、バイオダイナミクス・オステオパシー施術がお役に立てることを願っています。
かつては私自身も「患者」でした
私の治療観の原点には、自分自身の病気の経験があります。
私は28歳のときに腎不全を経験し、腎移植を受けました。
健康だったときには当たり前だと思っていた日常が、病気をきっかけに大きく変わりました。
検査結果を待つ不安。
これから自分の身体がどうなっていくのか分からない怖さ。
そして、健康であることは決して当たり前ではないということ。
私自身が「患者」という立場になったことで、初めて気づいたことがたくさんありました。
現在も免疫抑制剤を服用しながら、西洋医学の恩恵を受けて生活しています。
だから私は、西洋医学とオステオパシーを両立させる事こそ総合医療になると考えています。
必要な検査を受け、必要な医療を受けることは、とても大切です。
その一方で病気を経験したことは、私に一つの大きな問いを残しました。
「人が健康であるとは、どういうことなのだろう」
この問いが、その後の私のオステオパシーへの探究につながっていきました。
病気を経験したからこそ、症状だけで人を見たくない
患者様は「腰痛」でも「頭痛」でも「自律神経の不調」でもありません。
その症状を抱えながら生活している、一人の人間です。
同じ病名や症状であっても、そこに至るまでの身体の歴史は一人ひとり違います。
どのような人生を歩んできたのか。
これまでどのような怪我や病気を経験してきたのか。
身体は何に適応し、何を守りながら今日まで生きてきたのか。
だから私は、
「どこが悪いのだろう」
だけではなく、
「なぜ、この人の身体に今この症状が現れているのだろう」と言う背景を大切にしています。
症状だけではなく、その人を見る。
それが、私自身の病気の経験とオステオパシーの学びを通して辿り着いた、現在の施術に対する姿勢です。
身体を預かる者として
私は2002年、国家資格である「あん摩マッサージ指圧師」を取得しました。
解剖学・生理学・病理学をはじめとする基礎医学及び東洋医学を学び、国家試験に合格しています。
その後、さらに身体について深く学びたいという思いから、オステオパシーの道へ進みました。
2014年から2019年までInternational Osteopathy College Japan(IOCJ)にてバイオダイナミクス公認講師による指導を5年間・5000時間以上に及ぶオステオパシー教育を修了し、ディプロマを取得しています。
身体に触れるということは、その方の生命に触れることでもあります。
だからこそ私は、感覚や経験だけに頼るのではなく、身体の構造と機能について学び続けることを大切にしています。
「トラディショナル・オステオパシー」という名前に込めたもの
当院の名称にある「トラディショナル」という言葉には、私なりの明確な意味があります。
オステオパシーは、1874年にA.T.スティルによって創始され、その後ウィリアム・ガーナー・サザーランドをはじめ、多くのオステオパスたちによって受け継がれてきました。
私が大切にしているのは、単に「どのテクニックを使うか」ではありません。
人間を部分ではなく全体として見ること。
そして病気だけではなく、その人の中に存在している健康を見つけること。
オステオパシーが受け継いできた思想や哲学を大切にしながら、目の前の患者様と向き合いたい。
その思いから「トラディショナル・オステオパシー内田治療院」という名前を掲げています。
「手から手へ」受け継がれる教育
オステオパシーには、本を読むだけでは学ぶことのできない世界があります。
実際に身体に触れ、経験豊富なオステオパスから直接指導を受けながら、触診や身体の見方を学んでいく。
いわば、「手から手へ」受け継がれてきた教育です。
卒業にあたっては哲学論文と実技試験の評価を受け、ディプロマを取得しました。
哲学論文はHenri O. Louwette D.O.により評価され、実技試験はStephen Kisiel D.O.によって行われました。
技術だけではなく、
「人間とは何か」
「健康とは何か」
「生命とは何か」
という問いを持ち続けることも、私にとって大切なオステオパシー教育の一部でした。
これまで、国内外で多くのオステオパスから指導を受けてきました。
・Véronique Everaerts D.O.
・Henri O. Louwette D.O.
・Françoise Desrosiers D.O.
・Elizabeth Caron D.O.
・Stephen Kisiel D.O.
・Marc Damoiseaux D.O.
・他多数
一つの方法だけに固執するのではなく、それぞれの先生方から受け取ったものを日々の臨床の中で検証しながら、自分自身の理解を深めています。
学びに「終わり」はないと考えています
現在は特定の団体には所属せず、独立した立場で臨床に向き合っています。
また、現在はオステオパシーを学んできた仲間とともに、海外のオステオパスによるスタディーグループにも参加し、継続して学びを深めています。
資格やディプロマを取得したから学びが終わるとは考えていません。
患者様の身体は一人ひとり違い、臨床では毎日のように自分の知らないことに出会います。
だからこそ、分からないことを分かったつもりにせず、
「この身体は、今何を伝えているのだろう」
という問いを持ち続けたいと思っています。
最後に ― 私が患者様に約束できること
私は「どんな症状でも治せます」とお約束することはできません。
一度の施術ですべてが変わるとも言えません。
しかし、一つだけ大切にしていることがあります。
目の前の方を、症状や病名だけで判断しないことです。
その人がこれまで歩んできた身体の歴史に敬意を払い、今その人の中で起きていることに耳を傾ける。
そして病気だけではなく、その奥に今も存在している「健康(Health)」を見つける。
身体は部分ではなく、全体としてつながっています。
その奥にある秩序に敬意を払い、生命が本来持っている力を信頼する。
私は、その場に静かに立ち会います。
それが、私がオステオパスとして患者様と向き合う姿勢です。