インフルエンザの検査で陰性になり、熱も下がった。病院でも「もう大丈夫ですよ」と言われた。けれど、なんとなく身体がだるい。食事の味がいまひとつ感じられない。匂いが分かりにくい。37度台の微熱がなんとなく続いている。そんな経験はないでしょうか。
今年は仙台でも、例年より早い時期からインフルエンザの流行が始まっています。まわりで体調を崩す方も増えている時期だからこそ、「治ったはずなのに、本調子に戻らない」という声を、当院でもよくお聞きします。
まず、高熱が続く、症状が悪化する、新しい症状が出てきたという場合は、迷わず医療機関を受診してください。当院は、感染症そのものの診断や治療は出来かねます
その上で、当院で施術可能なケースをお伝えさせて頂きます。それは、感染症そのものではなく、「検査では落ち着いたはずなのに、身体に残っている負担」についてです。
だるさがずっと抜けない、味や匂いが戻りにくい、微熱がなんとなく続く。こうした状態は、気のせいとかではありません。感染症のあとに、自律神経のバランスが乱れたままになっていることが関係している場合がある、ということが、一般の医学的な報告でも触れられています。
自律神経は、脳と脊髄を中心としたシステムによって、呼吸・体温・消化・免疫など、身体のさまざまな働きを無意識のうちに調整しています。感染症と闘っている間、身体はずっと緊張した状態が続きます。熱が下がり検査が陰性になっても、その緊張のパターンがそのまま身体に残ってしまうことがあります。
当院が行うのは、この自律神経の緊張パターンに、やさしく手を添えることです。オステオパシーは、手で触れることで身体の中の動きやリズムを感じ取る手技療法です。脳と脊髄の動きが妨げられている部分に、身体が自分自身の力で元のリズムを取り戻せるよう、そっと働きかけます。強い刺激を加えたり、特定の症状を狙って治療したりすることはありません。
オステオパシーの原則は、「病気を取り除くこと」ではなく、「その人が本来持っている健康を取り戻す手助けをすること」にあります。インフルエンザやコロナを治すということではなく、感染症を経て緊張したままの身体が、自分のペースで本来のリズムに戻っていく。そのお手伝いをする、という考え方です。
「病院では経過を見ましょうと言われたけれど、このだるさとどう付き合えばいいか分からない」。そう感じている方は、一人で抱え込まずに、どうぞお気軽にご相談ください。