院長の是好日

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オステオパシーという医療

最近お陰様で多くの方がオステオパシーに興味を持っていただいております。

そこで今日はオステオパシーという医療とは何か?

具体的にどの様な観点で人間を診ているのかを、西洋医学と比較して説明したいと思います。

先ず、皆さんが慣れ親しんでいる西洋医学から簡単にお話します。

(検査)血液検査、レントゲン、MRI、CT等の画像診断、病理検査などから判断し原因を確定します。

(治療)投薬、手術など

次にオステオパシー

(検査)徒手検査、傾聴

(治療)術者の手で体内をスキャン

簡単に説明すればこんな感じです。

では、例を挙げて説明したいと思います。この様な患者様がいたと仮定します。

 【50代 女性 症状 膀胱炎、食欲不振、睡眠不足】

(西洋医学的考え)膀胱炎に対して抗菌剤(抗生物質)、食欲不振に対して消化管運動賦活剤or漢方薬、睡眠不足に対して眠剤。これらのお薬で改善しない場合は詳しい検査。それでもわからない時は心療内科といった流れ。

(オステオパシー的考え)患者さんの身体に触れて解剖的観点から、膀胱の支配神経である胸椎下部から仙骨、骨盤の可動性、消化器系の支配神経である胸椎5.6番の可動性、睡眠に関する支配神経である頸椎、小脳、小脳テントの緊張。これらを手で感じ取り治療していく。

では、どの様に治療していくのか?ここからがとても大切な所です。ここで考えなければならない事は何故、膀胱を支配している神経の緊張が起きたのかであります。そう、それがわからないと一時的に症状を抑えたとしても根本的には改善していないので、身体にはまだそのシステムは記憶されているのです。条件が整えば又症状は顔を出し始めます。だから何度も繰り返し、癖になると言うのです。

オステオパシーではその記憶された病気のシステムを手を使って感じ取り、ひも解いていくのです。そんな事出来るの?と思われるでしょうが、訓練された手は感じ取る事が出来ます。誰がその答えを知っているのか?それは患者さんです。自身の体に刻み込まれた病気の歴史を患者さん自らが治療していくさまを我々術者が観察し少しだけサポートするのです。

そうすることで、初めにお話しした、膀胱や消化器、睡眠に関係しているシステムの不具合がなぜ起きたのがわかり根本的な改善へと導くことが出来るのです。

ここで一言、私は西洋医学を否定しているわけではありません。むしろなくてはならないものだと思います。当然、緊急事態、生命に直結する様なケースではオステオパシーより西洋医学の方が有効です。

皆さんに正しい知識を身に着けて頂きたい。薬はカギと鍵穴のように症状に対して適切であれば効果はてきめんです。しかし飲み続けているのに中々改善しない、これはカギと鍵穴があっていません。このような場合にはオステオパシーによって、今自分の身体の中で何が起きているのかを理解し治療する事の方が有効です。

私の理想は、定期的に血液検査や画像診断を行っている人であればオステオパシー治療を行いながら血液検査や画像診断で変化を見ていく。これが出来れば術者も患者様も両方の観点から観察できるのでとても安心できると思います。

この様なお話が皆様のお役に立てれば幸いです。

トラディショナル・オステオパシー内田治療院

内田好治

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