院長について

内田 好治 (うちだ こうじ)大阪府高槻市出身

私は、技術より『生きる姿勢』を大切にしています。

身体の声を丁寧に聴くこと。それが私の原点です。

【トラディショナル・オステオパシーとは】

当院の名称にある『トラディショナル』という言葉には、明確な意味があります。

オステオパシーの創始者 A.T.スティルに始まり、
ウィリアム・ガーナー・サザーランドへと受け継がれた思想。
その伝統的な系譜を重んじる教育の中で、私は学びました。

単なるテクニックではなく、思想と哲学を含んだオステオパシーです。

【私自身の原点】

28歳で腎不全を経験し、腎移植を受けました。

健康を失ったことで初めて、
『生命とは何か』『身体の秩序とは何か』
を深く考えるようになりました。

私自身、現在も免疫抑制剤を服用し西洋医学の恩恵を受けながら生きています。

「病と共に生きる不安」と「身体が持つ無限の可能性」その両方を知る事が私の治療観の原点です

私の立場と信念

身体の歴史を紐解く

私は、症状を力づくで「治す」ことはしません。

なぜなら、痛みや不調という「結果」だけを追いかけても、
その背景にある 「身体の歴史」 を紐解かない限り、
身体はまた同じ悲鳴を繰り返してしまうからです。

私たちの身体には、これまでの人生の出来事が刻まれています。

過去の事故や怪我などの
物理的なダメージ

そして
言葉にできなかった感情や深いストレスによる
心理的な負担

こうした積み重なった歴史が、身体の緊張や歪みを生み、
何年も、時には何十年も経ってから
今の症状として現れることがあります。

私の役割は、あなたの身体に触れながら、
その歴史の糸を一本ずつ丁寧に紐解いていくことです。

身体が本来の秩序を取り戻したとき、
症状は自然と役割を終え、静かに消えていきます。

私は、病院での治療や処方されるお薬を否定することはありません。

それらも含めて身体が受け入れ、調和していくよう、
あなたの 「内なる健康」 が現れる場に
私は静かに立ち会います。

【教育背景】

WHO(世界保健機関)が定める基準に基づき、
4200時間以上・5年間のオステオパシー教育課程を修了しました。

アメリカでは医師資格として

  • M.D.(メディカルドクター)
  • D.O.(ドクター・オブ・オステオパシー)

という2つの医師資格があります。

私はその D.O.資格を持つ医師たちから、5年間にわたり直接指導を受け、現在も継続して学びを深めています。

特に、バイオダイナミクス・オステオパシーを世界に広めた
ジム・ジェラス D.O. の思想は、私のオステオパシーに大きな影響を与えています。

また、オステオパシーの哲学を伝えてくださった
アンリ・O・ルウェット D.O. の教えも、現在の私の施術の基盤となっています。

その流れを受け継ぐ

・ヴェロニク・エバーツ D.O.
・ステファン・キッセル D.O.
・エリザベス・キャロン D.O.
・フランソワーズ・デロジエール D.O.
・アンリ・O・ルウェット D.O.

といった先生方から、直接指導を受けてきました。

オステオパシーには
「手から手へ」受け継がれる教育があります。

この伝統的な教育の流れこそが、
私が大切にしている トラディショナル・オステオパシーの本質です。

【日本における立ち位置】

東京スクールオブオステオパシーにて
テーブルトレーナーとして後進育成に携わりました。

多くの学生を指導する立場に立ち、
自らが受けてきた教育の質と深さを再認識しました。

伝統的系譜に基づく教育を修了したオステオパスは、
日本国内でも決して多くありません。

【当院が目指すもの】

リラクゼーションではありません。
対症療法でもありません。

伝統的オステオパシーの思想に基づき、
身体全体の秩序に触れ、
本来の健康へと回帰するための場所です。

私が学んできた伝統的オステオパシーは、単なる手技ではなく、身体に備わる秩序と生命の働きを尊重する医学です。

【最後に】

伝統とは、形ではなく姿勢だと私は考えています。

身体の奥にある秩序に敬意を払い、
生命が自ら整う力を信じること。

私はその場に、静かに立ち会います。

静寂・Silence・生命はそこにある