
潜在意識と顕在意識の違い|体に残る無意識の記憶とオステオパシーの視点
「頭では分かっているのに、体がついてこない」
「もう大丈夫だと思っても、なぜか同じ不調を繰り返してしまう」
こうした経験はありませんか?
それは意志の弱さではなく、潜在意識の働きが関係しています。
オステオパシーの視点から見ると、
心の深い層(潜在意識)が身体の反応や回復力に大きく影響しています。
潜在意識と顕在意識の違いとは?
顕在意識とは
顕在意識は、私たちが「今、自覚している意識」です。
考えたり、判断したり、言葉にしたりする時に働いています。
顕在意識の特徴
- 自分でコントロールできる
- 「こうしよう」と理性的に判断できる
- 姿勢を正す、健康を意識するなどの行動に直結
- 全体の約 5〜10% を占める
潜在意識とは
潜在意識は、普段は気づいていない心の深い部分。
過去の経験や感情、恐怖、習慣などがここに蓄積されています。
潜在意識の特徴
- 無意識に体を反応させる
- 過去のトラウマや感情が体の緊張として現れる
- 行動や感情の約 90〜95% を左右する
- 本能や直感とも深くつながる
氷山のたとえ
潜在意識と顕在意識の関係は「氷山」に例えられます。
海面に見える小さな部分が顕在意識、
水面下に隠れている大部分が潜在意識です。
見えないけれど、本当に大きな影響を持っているのは潜在意識です。
オステオパシーと潜在意識
オステオパシーでは「身体にはすべての記憶が刻まれている」と考えます。
過去のストレスやケガは、
- 筋膜のこわばり
- 内臓の硬さ
- 呼吸の浅さ
などとして身体に残ります。
施術で体が静まり、顕在意識が落ち着いた時、
潜在意識に刻まれた緊張がほどけ、自然治癒力が働き始めます。
これは「心と体が同時に癒される瞬間」と言えるでしょう。
潜在意識と顕在意識の比較表
顕在意識 | 潜在意識 | |
---|---|---|
割合 | 約5〜10% | 約90〜95% |
自覚 | 自覚できる | 自覚できない |
主な働き | 思考・判断・意志 | 感情・記憶・自動反応 |
オステオパシー的視点 | 理性・表層 | 生命の記憶・治癒力の源 |
まとめ
人の身体は、頭で考える以上に多くのことを“覚えています”。
本当の意味での癒しとは、
顕在意識を静め、潜在意識に刻まれた緊張がほどけること。
オステオパシーはその静寂の中で、
身体と心が再び調和を取り戻すサポートをしています。
当院でできること
トラディショナル・オステオパシー内田治療院では、
慢性的な不調(消化器・呼吸器・循環器の問題、頭痛や神経痛、不妊など)に対して、
体と潜在意識に刻まれた記憶を整える施術を行っています。
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慢性的な症状に悩んでいる方、
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仙台の治療院のほか、東京・大阪でも月1回出張施術を行っております。
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