
「治療とは何か? ー 治すことよりも大切なこと」
こんにちは。トラディショナル・オステオパシー内田治療院の内田です。
今回は「治療とは何か?」という、少し哲学的なテーマについてお話しします。
オステオパシーという自然医学の道を歩んできた中で、私の中で「治療」に対する考え方は大きく変化してきました。
■ 治すのではなく、「気づきを促す」
多くの方が、「治療=治してもらうこと」と思っています。
確かに、痛みが取れる、症状が軽くなるというのは治療の大切な一面です。
しかし、本質的な意味での治療とは、「その人の中にある治癒力に、気づいてもらうこと」だと私は考えています。
身体は常に自分を治そうとしています。
その力が働けない状態――それが「不調」や「病気」という形で現れます。
私の仕事は、その働きを邪魔しているもの(ストレス、トラウマ、内臓の機能低下など)をそっと取り除き、
その人が本来持っている力を引き出すお手伝いをすることです。
■「依存」ではなく「自立」を目指す
「なんでも治してくれる人」を求める方もいます。
でもそれでは、治療者への依存が生まれ、根本的な健康にはつながりません。
当院では、「どうすれば自分の体の声に耳を傾けられるか」「どうすれば自然なリズムを取り戻せるか」を一緒に考えていきます。
一回一回の施術が「学び」であり、「自分に戻る時間」なのです。
■ 治療は、出会いの場
体に触れるという行為は、単なるテクニックではありません。
そこには「信頼」や「場の静けさ」、そして「生命への敬意」が含まれます。
私は、数多くの方の身体に触れてきた中で、
「この人の奥にある静寂に触れる瞬間」こそが、本当の治療なのだと感じています。
それは、誰かに“してもらう”治療ではなく、
「共に在ること」で自然と回復が起こってくる、そんな関係性なのです。
■ 最後に
症状の改善を目指すことはもちろん大切です。
でもその奥にある「からだの声」や「生き方の調整」こそが、
本当の意味での治療につながると私は信じています。
あなた自身の中にある「治る力」に気づくこと。
それが、この治療での時間の中で、少しでも感じてもらえたら嬉しく思います。
トラディショナル・オステオパシー内田治療院
院長 内田 好治
※ 定期的に東京、大阪にて出張施術も行っております
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