院長の是好日

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「原因不明の不調」の正体 〜左手首の記憶が、小腸に影響していたという話〜

50代の女性の方が「ずっと消化器の調子が悪い」と来院されました。
病院では「異常なし」と診断されるものの、症状は一向に改善されない…。

そんな状態が何年も続いているとのことでした。

小腸に“治療のプレゼンス”がある。でも、それは本当の原因なのか?

お体に触れていくと、小腸に明らかな「治療のプレゼンス(治療が必要な反応)」がありました。
しかし、オステオパシーではここで一つ大事な視点があります。

「なぜ、そこにプレゼンスが出ているのか?」
「本当の問題は、いつ、どこで、どうやって始まったのか?」

症状が出ている場所=原因とは限りません。

しばらく“静寂”の中で待っていると、不意に私の意識が「左の手首」に引き寄せられました。
その感覚に従って、左手首に触れながら再び待つと…驚くことに、再び小腸に治療の反応が現れたのです。


「左手首」と「消化器」がリンクしている?

私は患者さんに尋ねました。

「左手首、過去に怪我などはありませんか?」

すると最初は「ありません」と答えていたその方が、しばらくしてこう語ってくれました。

「先生、思い出しました。
子どもの頃、左手首を怪我したことがあります。
でもその時、怪我自体よりも…母親にものすごく怒られて、
震えるほど怖い思いをしたんです。
その記憶の方が強くて…今、思い出しました。」


恐怖の記憶が、今なお“消化器”に残っていた

つまりこの方の消化器の不調は、小さい頃に感じた「恐怖」という感情の記憶が、
身体に刻まれたままだったということが分かったのです。

それは「左手首の怪我」ではなく、
その時に感じた心の痛み(トラウマ)が、今の症状を作り出していたということ。

そしてそれを身体が覚えていたのです。


真の治癒とは、「過去の感情の記憶」をも癒すこと

オステオパシーでは「症状の奥にある歴史」に耳を澄ませていきます。
痛みや不調の“本当の始まり”がどこにあったのかを、静かに体に聴いていく。

それは、単なる対症療法ではなく
「体に刻まれた過去の記憶」を解放する、本質的な治療です。


もし、あなたにも「原因が分からない不調」があるのなら…

  • 病院では異常なしと言われたけれど、調子が悪い
  • 昔のトラウマが影響している気がする
  • 薬ではどうにもならない「何か」がある気がする

そんな方は、一度ご相談ください。
身体は、あなたが忘れていたことまで覚えています。
そして、正しい触れ方で、その記憶は“解放”することができるのです。


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