院長の是好日

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ニュートラル

ニュートラル、これが最近の私のキーワードになってます。

今までにオステオパシーの講義を受けた海外の講師達が口を揃えて言う言葉

あなた達はニュートラルを本当に理解してますか?

当初は理解していたつもりでした

結果からいうと本当のニュートラルという感覚は理解できてませんでしたね

今まで受けてきたセミナーの録音を聴き直していると今になって腑に落ちる言葉が沢山あり

あ〜、これが理解できるまでに成長してるなぁ〜と実感しております(笑)

じゃ、ニュートラルって何?

と聞かれても言葉では説明出来ません

こればかりは感覚の世界なので

あえていうなら何もない無の状態が一番近い表現かなと

で、最近思うのは

作られたニュートラルと自然のニュートラルの違い

これは私の勝手な表現です

今まで私が行ってきた治療はもしかしたら作られたニュートラルだったのかもしれないなぁ〜と感じてます

ようは、患者さんの身体に意図を持つことはオステオパシーの治療ではあまりしないのですが

してないつもりで患者さんの身体にニュートラルを意図的に作り上げていた可能性があるなと…

それに対して自然のニュートラルとは

本当に自分の意思とは関係なく全く感覚の無いところで自然の力によって出来たニュートラル

この違いはとても大きいと思います。

セミナーで講師の先生の力を借りて実技をする時ほど余計なノイズを手に感じる事は無く本当に静寂の中でただ待ち続けるだけなんです

そうすると講師の先生が

講師『わかった?』と訪ねてきます

私『ん〜こんなんでいいの?的な感じて眼を見る(笑)』

つまりはこの感覚こそが治療において最も大切な事だと言うこと

困ってる人を治してあげたい、楽にしてあげたい

その気持ちが強すぎると患者さんに負担をかける事になります

その為我々術者は常にニュートラルでいる事で目の前の患者さんからの情報を受け取る事が出来

患者さん自らの力で治療が上手くいくという事を常に頭に置いておかないといけないと思います。

オステオパシー内田治療院

内田 好治

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