院長の是好日

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行動の続き

前回のブログの続きです

ここで前回のブログの内容を少し補足をしたいと思います

前回の『行動』について少し誤解があるようでしたのでお話しますね

私は時々患者さんの身体を治療していて

この方の不調の原因は砂糖だなとか、ハーブやサプリメント、薬(漢方薬等)があっていないな、等を感じたらその事を患者さんに告げ、ある一定期間その薬や食べ物を控えて頂きます

そして次回の診察の際にその様な反応の有無を確認し、無くなっていればもう普通に戻してよいですよとアドバイスさせていただきます

つまり今の身体の状態には砂糖はあまり良い影響を与えていなくても、ある時には良い働きをしてくれる時もあります

私達オステオパスは訓練された手でその情報をキャッチします

患者さんはその時の自分のインスピレーションや心の状態を信じやってみてください。それが身体とのコミュニケーションであり訓練となるでしょう

私は自分の体を観察していて行う事があります

例えば急にジャンクフードが食べたいと思い買いに行くとします

そして一口二口と口に運んでいると今度は急に食べたくなくなる時があります

その時はもう私の身体がその食べ物を要求していないのですね

いくら身体に良いといわれる食べ物でも身体が受け付けなければそれは身体にとってあまり意味のない物となるでしょう

だから頭で考えた事や知識よりも今の自分の身体に本当に必要な物は何かをインスピレーションや感情から感じ取れるようにしておくと良いと思います

ただ私の経験上、ジャンクフードが食べたくなる時は自分の身体が頭でっかちになっていて体も心も自由がない時にそのような行動になり、その状態を一旦リセットする為、身体が教えてくれているのだと思います

身体は常にバランスを取ろうとしてくれています

二日酔いでも食べ過ぎても、又元の状態に戻してくれています

その時に必ずサインを送ってくれています

そのサインを見逃さずに要求にこたえてあげましょう。

 

さて、この流れから前回のブログの続き

いったい私はどのようにして頭でっかちから自由な発想へと変わる事が出来たのでしょうか?

それは病気です

病名は『腎不全』

その病気が発覚したのが28歳

医師からは透析の準備、心構え、食事療法のお話がありましたが

医師の言葉はまだ若僧の自分には受け入れられず全く耳に入って来ませんでした

ただ一つだけ明確に覚えている事があります

医師から全ての話を終えた後

先生、透析しなければ私はどうなりますかと尋ねました

医師は少し黙って、透析の機械が良くなっているから透析して20年位は・・・

透析しなければ、尿毒症で命は持たないでしょうと言われました

この時の記憶ははっきりと私の脳裏に焼き付いています

その当時の私は、あん摩マッサージ指圧師の国家試験に合格し

仕事も順調でそれなりに忙しく働かせて頂いていました

しかし、それら全てがその日を境に変わり始めたのです

そして私は決意しました

西洋医学ではもう治療法がなく透析するしかないのなら

東洋医学、代替療法、自然療法にチャレンジすると

自分が治療家となった以上この業界にかけてみようと

この出来事が私の思考、感情、意識を大きく変化させ

本当の意味で私の治療家人生の始まりとなりました

 

次回のブログでは私の生い立ちから病気、オステオパシーとの出会いを書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

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