首の違和感の症例
50代男性、主訴は首の違和感です。
この症例も非常に興味深い内容だったので共有します。
まず体に触れると、首そのものに確かに反応が出てきました。
患者さんが言う通り、首に違和感がある状態です。
より詳しく見ていくと、頸椎と後頭部のつなぎ目、後頭関節の部分に強い緊張があり、鍵がかかったような状態になっていました。
そこから迷走神経の緊張も感じ取られました。
さらに体の反応を見ていくと、腸のバランスへとつながっていきました。
特に小腸のバランスです。
迷走神経は内臓に分布しているため、首の緊張と内臓の状態は無関係ではありません。
そこからさらに見ていくと、小腸の状態が腰椎や骨盤のねじれにつながり、
内臓から外側へと緊張が伝わっている状態が見えてきました。
ここで私は、この問題を解決するポイントはどこなのかに意識を向けていきました。
すると、体の中で問題が少しずつ紐解かれていきました。
施術後、患者さんには
今回の首の違和感は腸の状態から来ているとお伝えしました。
腸が腰椎や骨盤のねじれを作り、それを守るために首が緊張していた状態です。
首というのは、多くのケースで他の部位を守るために硬くなります。
そのため、首そのものだけにアプローチするのは本質的ではありません。
これは、私に哲学を教えてくれた先生が繰り返し言っていたことでもあります。
臨床の中で、その意味がよく分かるようになってきました。
施術後、患者さんから腸が悪いのかと聞かれましたが、
腸そのものが悪いというより、何らかの影響で機能が落ちている状態と感じました。
私の感覚では、消化吸収の力が少し落ちている印象でした。
普段であれば、そこからさらに原因を探りますが、
この日はそれ以上深く追わない方がいいという感覚がありました。
しかし患者さんの希望もあり、改めて体に触れて確認すると、
小腸の機能低下は感情の影響によるものだという反応が出てきました。
腸は頭の使いすぎでも影響を受けますが、今回はそうではなく感情でした。
浮かんできたのは悲しみという感覚です。
さらに見ていくと、死別というキーワードが出てきました。
今ではなく、過去に大切な方との別れがあり、その時の感情が腸に残っている状態です。
それが今回、首の違和感として表現されていました。
このケースから言えるのは、
その悲しみを持ち続ける必要はもうないということです。
体がそれを表現してきたということは、
もう手放してもいいというサインでもあります。
オステオパシーで大切なのは、
患者さんが本来の状態に戻ろうとする力を引き出すことです。
首が悪いから首を治療する。
それだけでは本質にはたどり着かないケースです。
一つの症例として参考になればと思います。
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