院長の是好日

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雨の日に頭痛・めまい・だるさが悪化する——「低気圧のせい」だけではないかもしれません

朝、カーテンを開ける前から分かる。「ああ、今日は雨だ」。

頭が重い。体が鉛のようにだるい。ふわふわとしためまいがする。天気予報より先に、自分の体が雨を教えてくれる——梅雨の時期、そんな辛さを抱えて検索されている方が、この記事を読んでくださっているのだと思います。

周りからは「天気のせいでしょう」「気のせいじゃない?」と軽く流されてしまう。病院で検査をしても異常はない。薬を飲んでも、その場しのぎにしかならない。雨のたびに繰り返すこの不調と、この先ずっと付き合っていくしかないのだろうか——。

今日は、その「天気のせい」の、もう一歩奥にあるお話をさせてください。

気圧と体の関係——一般的に言われていること

雨の前に体調が崩れる現象は「気象病」「天気痛」と呼ばれ、近年は医療の世界でも広く知られるようになりました。一般的には、気圧の変化を耳の奥(内耳)のセンサーが感じ取り、それが自律神経のバランスを乱すことで、頭痛やめまい、だるさが起こると説明されています。

この説明は、間違いではないと思います。

でも、ここで一つ、考えてみていただきたいことがあります。

同じ低気圧の下で、何ともない人がいるのはなぜでしょうか。

気圧は、その町に住む全員に等しくかかっています。それなのに、雨のたびに寝込むほど辛い人と、まったく気づかない人がいる。つまり気圧は「引き金」ではあっても、「原因」そのものではないのかもしれません。問題は、引き金を引かれたときに反応してしまう状態が、なぜあなたの体の中に作られていたのか——ここにあります。

当院では、めまいや頭痛そのものを治療しません

少し不思議に聞こえるかもしれませんが、当院では、めまいや頭痛という「症状」を追いかける施術をしません。

私が学んできたオステオパシーでは、症状とは体からのメッセージだと考えます。めまいも頭痛もだるさも、いわば海の表面に立った波です。波だけを抑えようとしても、海の底が変わらなければ、波は何度でも立ちます。雨のたびに症状が繰り返すのは、まさにそういうことが体の中で起きているのだと、私は考えています。

では海の底には何があるのか。そこにあるのは、その方の身体の歴史です。

過去のけがや病気。子どもの頃の転倒や事故。そして、意外に思われるかもしれませんが、幼い頃に経験した強い緊張や恐怖——そうしたものが、ご本人も忘れた頃に、体の奥に静かに残っていることがあります。私はこれまでの施術の中で、気圧という小さな引き金に過剰に反応してしまう体の背景に、何年も、時には何十年も前の歴史が関わっているケースに、数えきれないほど出会ってきました。

施術で行うこと——何かを「する」のではなく、待つこと

当院の施術は、ボキボキと矯正したり、強く揉んだりするものではありません。そっと手を当てて、体全体がご自身の力でまとまりを取り戻していくのを、静けさの中で待ちます。

施術中、深く沈んでいくような、波のない静かな場所に降りていくような感覚を覚える方が多くいらっしゃいます。その静けさの中で、体は自分のペースで、抱えてきた歴史と折り合いをつけ始めます。それは私が「治す」のではなく、あなたの体が本来持っている力が働き始める、ということです。

その結果として、雨の日が以前ほど怖くなくなった、とおっしゃる方がいます。気圧は変えられません。でも、気圧に揺さぶられない体に戻っていくことは、できると私は考えています。

大切なお願い

めまいや頭痛の中には、医療機関での検査が必要なものもあります。激しい頭痛が突然起きた場合や、ろれつが回らない・手足がしびれるなどの症状を伴う場合は、まず医療機関を受診してください。当院の施術は医療機関での検査や治療に代わるものではありません。「検査をしても異常がないのに、辛さが続いている」——そういう方にこそ、お役に立てる場所だと考えています。

同じ悩みを抱えていた方の声

当院には、原因の分からないめまいや頭痛、自律神経の不調を抱えて来院された方が多くいらっしゃいます。その方々の体験談を、疾患別にまとめています。 → [お客様の声(神経系・自律神経のカテゴリ)]

この「症状の背景にある身体の歴史」という考え方について、音声でも詳しくお話ししています。 → [スタンドfm|院長の声を聴く]

トラディショナル・オステオパシー内田治療院(仙台市青葉区錦町) ご予約は[予約フォーム]より承っております。

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