このホームページに、あなたの病名が見つからなくても
つらい症状を抱えて、藁にもすがる思いでいろいろな施術院を調べる。そんなとき、多くの方が最初にすることがあります。
自分の症状名や、病院でつけられた病名を、そのホームページの中に探すこと。
そして、それが見つからないと、こう思ってしまう。
「私のこの症状は、ここには載っていない。ということは、診てもらえないのだろうか」「行ってもいいのだろうか。それとも、迷惑になるだろうか」——。
もし今、あなたがそんな不安の前で立ち止まっているのなら、この文章を読んでいただけたらと思います。
なぜ、あなたの病名が載っていないのか
正直にお伝えします。当院のホームページには、あらゆる症状名や病名を並べてはいません。
それは、あなたの症状を扱えないからではありません。むしろ逆で、私が病名という「分類」で体を診ていないからです。
少しだけ、私の考え方をお話しさせてください。
ある病名を掲げて「この症状の専門家です」と名乗ることは、一見すると頼もしく見えます。けれど私は、そこに一つの落とし穴があると感じています。ひとつの病名だけを見つめ続けると、施術する側も、受ける側も、意識がその一点にぎゅっと集まってしまう。「ここが悪い、ここを何とかしなければ」と、体の一部分に二人そろって固着してしまうのです。
不思議なもので、意識を強く向ければ向けるほど、その部分のこわばりや不快感は、かえって前に出てきてしまうことがあります。
だから私は、病名という狭い窓からのぞくのではなく、その症状が生まれてきた背景——今、あなたの体の中で何が起きているのか、そこに至るまでにどんな歴史をたどってきたのか——を診ます。症状は、体があなたに送っているサインです。そのサインの奥にあるものを読み解かないかぎり、根本的なところには届かない。私はそう考えて、この仕事を続けてきました。
だから、症状名で線を引きません
この考え方でお伝えできることは、シンプルです。
あなたの症状名や病名が、このホームページに載っていてもいなくても、どうぞ、いらしてください。
私が診るのは病名ではなく、あなたという一人の人の体です。ですから、「これは載っていないから対象外」という線引きは、私の中にはありません。
もちろん、私は魔法使いではありません。すべての方に、必ず同じ変化が訪れるとお約束することはできません。感じ方にも、歩みにも、個人差があります。それでも、「異常なし」と言われて行き場を失った方や、どこに相談していいか分からず途方に暮れていた方に、体と穏やかに向き合い直す場所でありたい。その姿勢だけは、変わりません。
不安なまま、来ていただかなくて大丈夫です
とはいえ、「そう言われても、やっぱり不安」というお気持ちは、とても自然なことだと思います。面識のない相手を、いきなり信じきれるものではありません。
ですから、無理に決めていただく必要はありません。よければ、こんな方法で、少しずつ距離を縮めてみてください。
気になることは、遠慮なくメールしてください。 どんな小さな不安でも構いません。ご予約の前に、まず言葉を交わすところから始めていただけます。
私の考え方を、先に知っていただくこともできます。 ラジオ(音声配信)やYouTubeで、施術への想いや、体をどう診ているのかを、ふだんの言葉でお話ししています。聞いていただければ、「どんな人がやっているのか」が、少し見えてくるかもしれません。
納得できてから、あなたのタイミングで来ていただければ、それで十分です。
「最後の砦」の、その前でも
中には、あちこちを巡ったすえに、当院を「最後の砦」と思って辿り着いてくださる方もいます。そのお気持ちは、とてもありがたく、重く受け止めています。
けれど、どうか一人で抱え込みすぎないでください。あなたの体には、もともと整っていこうとする力が備わっています。私の役割は、その力が動きやすくなるよう、そっと寄り添うことだけです。
病名という一点にとらわれず、あなたの体の歴史そのものに、一度ていねいに耳を傾けてみませんか。
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